がん検診と聞いても、「自分には関係ない」とお考えの方も多いのではないでしょうか。
しかし、絶対にがんにはならないという保障はありませんし、また、がんは初期の段階ではほとんど自覚症状がありません。
そこで、がん検診を定期的に受け、早期発見を重要視することで、早い段階で適切な治療を受けることが可能になり、がんによる死亡を減少させることができます。
今回は、そんながん検診について大阪市の情報をお届けしたいと思います。
大阪市のがん検診の費用は?
がん検診の費用
胃がん検診
- 対象者: 40歳以上の方(年度に1回)
- 料金: 500 円(保健福祉センター)、1,500 円(取り扱い医療機関)
- 予約: 必要
大腸がん検診
- 対象者: 40歳以上の方(年度に1回)
- 料金: 300円(保健福祉センター、取り扱い医療機関)
- 予約: 必要
肺がん検診
- 対象者 :40歳以上の方(年度に1回)
- 料金 :無料(喀痰検査は 400円) (保健福祉センター、取り扱い医療機関)
- 予約: 必要
子宮頸がん検診
- 対象者: 20歳以上の女性(2年に1回)
平成27年度は、明治・大正・昭和の偶数年生まれの方を受診対象の目安としています。
※前年度未受診の場合は上記以外の方でも受診可能。 - 料金: 400円(取り扱い医療機関)
- 予約: 必要
乳がん検診(マンモグラフィ検査)
- 対象者: 40歳以上の女性(2年に1回)
平成27年度は、明治・大正・昭和の偶数年生まれの方を受診対象の目安としています。
※前年度未受診の場合は上記以外の方でも受診可能。 - 料金: 1,500円(保健福祉センター、取り扱い医療機関)
- 予約: 必要
乳がん検診(超音波検査)
- 対象者: 30歳代の女性
- 料金: 1,000円(取り扱い医療機関)
- 予約 :必要
各検診料金が免除になる方。(受給者証等証明書が必要。)
- 後期高齢者医療被保険者証保持者。
- 高齢受給者証保持者。
- 老人医療(一部負担金相当額等一部助成)医療証保持者。
- 生活保護世帯の方(生活保護証明書等の提示が必要。)
- 市民税非課税世帯の方 (世帯全体の市民税非課税証明書が必要。)
がん検診の対象となる方
- 加入されている医療保険や会社等が同等の検診を実施している場合。
- 年度中に同等の検査を会社の健診や病院等で受けられた方。
- 検診部位を病気等で治療中の方。
- 過去に検診部位の病気をしたことがある方。
- 自覚症状がある方。
がん検診受診方法
- 検診実施機関へ電話で申込のうえ検診実施機関の指示に従い受診されるようにして下さい。
- お申込時は大阪市のがん検診を受診希望である旨を必ず伝えて下さい。
- 検診当日は年齢が確認できるもの(健康保険証など)を持参されて下さい。
- なお、検診実施日はそれぞれ違いますので、お手数ですが予約の際には必ず確認されて下さい。
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大阪市のがん検診にクーポンはあるの?
受診方法
以下の3つの方法で受診することが可能です。
- 医療機関実施(個別検診):取扱医療機関に直接予約されて下さい。
- 各区保健福祉センター実施(集団検診):保健福祉センターに直接予約されて下さい。
集団検診で子宮頸がん検診は実施していません。 - 大阪市乳がん検診デー: 医療機関で集団検診を実施しています。
自己負担金の返金について
対象
平成27年4月1日(水)から無料クーポン券を送付するまでの間に、対象の方が「大阪市子宮頸がん検診・乳がん検診・大腸がん検診」を受診された方。
※自費で受けた検診や、人間ドック、診療の一部として実施した検診等は対象外となりますので、ご注意下さい。
返金額
大阪市がん検診の自己負担金のみとなります。
- 子宮頸がん検診400円
- 乳がん検診1,500円(超音波検診の場合は1,000円、視触診のみの場合は500円)
- 大腸がん検診300円
申請期限
平成27年12月28日(月)必着
電話: 06-6208-9943
参照:大阪市ホームページ。
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最後に
大阪市民の死亡原因の第1位はがんとなっています。
これは、男性では昭和50年から、女性では昭和60年からになっており、平成25年のデータでは、男性で33.7%が 女性では26.4%が がんで死亡しています。
このことから、がん検診の重要性、がんは早期に発見すれば生存率が高いという事実を知り、がん検診を定期的に受けられるようにされて下さい。