女性も40代に差し掛かると、今までなかった体の症状が出てきます。特に生理の悩みは女性にとっては深刻ですよね。今までと何かが違う・・・そんな風に感じると気になってもっとおかしくなって来たりして・・・そんな生理に不安をお持ちの方の為に今回、調べてみました。生理の悩みの中でも40代の生理についてのお話しです。詳しい内容はコチラ!
- 生理周期が短い!原因は?
- 更年期かどうかを調べる方法、または見分ける方法は?
- 更年期の月経の特徴は?
以上です!それでは始めます。
40代で生理周期が短い!原因は?
頻発月経
頻発月経とは月経周期が短く、24日以内で月経が起こり、回数が増加する症状です。内分泌系の異常で起こります。排卵がある排卵性と排卵が無い無排卵性の2つがあります。
更年期
更年期とは日本産婦人科学会の定義では「生殖期から非生殖期への移行期間であり、卵巣機能が減退し始め、消失するまでの時期」を指します。日本人の場合、45歳から55歳にあたるとされています。この時期に起こる様々な不定愁訴のことを更年期障害と呼んでいます。
更年期か調べる方法や見分ける方法は?
更年期に差し掛かるとホルモンの分泌量が変化します。具体的な変化はこのようなものです。
- エストロゲンの減少
- ゴナドトロピン(LH、FSH)の増加
エストロゲンは性ホルモンとしての役割だけではなく、血管機能の保護や骨量の維持、脳の機能保護などの役割を持っています。そのためエストロゲンが減少することによりホルモンバランスに変化が起こります。ホルモンの1つであるゴナドトロピンが過剰に分泌されることになり、これが原因で更年期障害は起こると考えられています。
更年期障害の検査方法は?
更年期障害かどうかを調べる検査はこのようなことを行います。
- 問診
- 超音波検査
- 血液検査
- 細胞検査
- 乳房検査
更年期のいろいろな症状
更年期になると様々な症状が起こります。症状は卵巣機能の低下以外にも自律神経系や精神神経症状などがあります。
- 月経異常
- のぼせ
- ほてり
- イライラ
- 倦怠感
- 抑うつ感
- 発汗
- 不眠
- 手足の冷え
- 動悸
- 頭痛
- 焦燥感
- 腰痛、肩こり、関節痛
- 食欲不振
- 排尿障害
- 生理周期が短くなる
など多彩な症状があり、一般検査で卵巣機能以外に異常を認めない場合、更年期障害とされます。一度婦人科で検査を受けることをお薦めします。
更年期の月経の特徴は?
女性の月経の変化
ほとんどの女性は12歳ごろから生理が始まり、18歳ぐらいには排卵周期が確立し、生殖可能な時期となります。45歳ごろから更年期と言われますがこの時期の最も大きな変化はエストロゲンの分泌低下です。
女性の性機能の中心となるのは卵巣で、ここからエストロゲンが分泌されていますがだいたい35歳ぐらいから卵巣そのものの機能も低下してきます。具体的にはこのようなことが起こります。
- 月経周期が短くなる
- 月経が来ても無排卵の月経が増える
月1回だった月経が2か月に1回になり、4か月~5か月に1回になり・・・とだんだん少なくなって一年以上来ないと閉経ということになります。もしこの期間に不正出血が見られた場合には子宮や卵巣に異常があることがあります。すぐに婦人科を受診しましょう。
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まとめ
- 40代で生理周期は短い場合に考えられる理由は頻発月経と更年期
- 頻発月経には排卵性と無排卵性がある
- 更年期は日本人の場合45歳から55歳にあたるとされる
- 更年期かどうかはホルモンバランスを見ればわかる
- 更年期で最も特徴的なのはエストロゲンの減少
- エストロゲンの減少により、卵巣機能低下以外にも様々な症状が現れる
いかがでしたか?今回は40代の方の生理周期が短い場合に絞ってお話ししました。月経のサイクルは個人差もありますがあまり基準値から離れるのも良いことではありません。もし月経が今までと違う、と感じたら病院に行って検査を受けてみてくださいね。