大腸内視鏡当日・・・いよいよ病院での検査となりますが、一体どのような流れで検査は進むのでしょうか?また、注意する事はあるのでしょうか?
検査の流れや注意点を事前に知っておくのは当日の検査をスムーズに行なう上でも大切となります。
そこで今回は、
- 大腸内視鏡当日の検査の流れと注意点
- 大腸内視鏡当日に使用する薬(前処置薬)の服用場所
- 大腸内視鏡当日の飲み物やタバコについて
についてまとめました。
大腸内視鏡当日の検査の流れと注意点!
大腸内視鏡当日の検査の流れ
なお、検査手順は施設により異なることがありますのでご了承下さい。
検査準備
大腸の洗浄水(2L)を飲み始めます。洗浄にかかる時間は個人差がありますが飲み始めてから約2~3時間で、お通じが透明な水のようになりますが、必要に応じて浣腸を行うこともあります。
その後、専用の検査着に着替えます。
検査開始
ベットに横たわりお腹の緊張を緩め、腸の動きを止める注射を行います。
希望によっては、鎮静剤や鎮痛剤を使用する事もあります。
ゆっくりと肛門から内視鏡を挿入していきますので、リラックスして楽な姿勢で受ける様にして下さい。
医師は、モニターに映る腸内を隅々まで観察します。
もし検査中にポリープがみつかった場合、電気メスを使って切除することがありますが、痛みは全くないので安心してください。
検査は通常約5~15分ほどで終わります。
検査終了後
検査が終わって着替えを済ませたら、看護師より検査後の注意事項の説明があります。
もし気分が悪い時は、すぐに伝えて下さい。
なお、鎮静剤などを使用した場合は 処置室のベットなどで30分~1時間程度休みます。
検査結果説明
医師と共に内視鏡検査の実際の画像を確認頂しながら、検査結果の説明が行なわれます。
その際、ポリープ切除後の注意なども合わせて行なわれます。
なお、ポリープ切除や組織検査などおこなった場合には、2週間程度後に改めて検査結果を聞くことがあります。
大腸内視鏡当日の検査の注意点!
- 着替えやすい服装で出かける。
- 糖尿病の方は、検査当日の朝の薬は服用しない。
- 常用している薬は確認してから服用する。
- 現在服用中の薬は持参する。
- 下剤を自宅で服用する場合は、指定時間で服用する。
- 必ず指定された時間に病院に行く。
大腸内視鏡当日に使用する薬(前処置薬)の服用場所を選べるの?
検査の際に準備なしの状態では、便により詳細な観察をすることが不可能ですので、大腸の中をしっかりと観察するためには前処置として、まず下剤を使って大腸をきれいにしておく必要があります。
自宅で飲む場合
普段のままの落ち着いた環境で前処置の下剤が服用出来る利点がありますが、家でお薬を飲んだあと、移動中に便意を催したらと心配する方もいらっしゃいます。
しかし、薬の内服を開始して2~3時間経過するとほとんどの便が出てしまい、その後はあまり便意を感じなくなるので大丈夫です。
病院で飲む場合
- 下剤の服用が不安な方
- 下剤で腹痛を起こしたことのある方
- 便秘症の方
- 遠方で移動が大変な方
以上の方は病院で医療スタッフが確認しながら下剤を服用することで、安心して前処置を行なえる利点があります。
また、常に便の状態を確認しながら飲んでいくため、早く腸の中がキレイになれば、薬を全部飲まなくてもよい事もあります。
大腸内視鏡当日の飲み物は? タバコは大丈夫?
しかし、当日の飲み物として、お水やお茶、スポーツドリンクは飲んでも大丈夫です。
また、たばこは検査当日は吸わないでください。
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まとめ
- 検査当日は下剤を服用する必要があり、必要に応じては浣腸をする場合もある。
- 検査は通常約5~15分ほどで終わる。
- 検査終了後、鎮静剤などを使用した場合は 処置室のベットなどで30分~1時間程度休む。
- 着替えやすい服装で出かけ、必ず指定された時間に病院に行く。
- 前処置薬を服用する場所については、自宅または病院のどちらでも選択が可能。
- 検査当日は、コーヒーや紅茶、タバコは控える。
検査準備としての下剤さえ乗り越えれば、実際の検査は短時間ですみますのでそれほどの負担にはならないと思います。
今回お伝えした検査の流れや注意事項を頭に入れ、少しでも心に余裕を持って検査を受けられることを願っています。