尿素窒素(UN)とは、血中の尿素に含まれる窒素分を表すものです。

尿素は、体内でタンパク質が分解されてできる最終代謝産物で、主として腎臓を通して体外に排出されます。
普通尿素は尿素窒素量として測定され、腎機能の診断、治療経過のチェックにおいて重要な検査となります。

今回は、尿素窒素(UN)の基準値などについてまとめました。

Sponsored Link

尿素窒素(UN)ってなんで検査するの?

0-59
尿素はタンパク質の最終代謝産物であり、肝臓で合成され腎臓を通して体外へから排泄されます。

血中の尿素の量を表すのが血中尿素窒素(BUN)となり、これはタンパク摂取量、タンパク代謝量、腎機能の3因子 によって規定され、正常血清においては非タンパク質性窒素(NPN)の約半分を占めています。

この血中尿素窒素は,腎糸球体から濾過され,一部尿細管で再吸収され,尿中に排泄されますが、腎臓の働きに異常があると、濾過しきれない分が血液中に残り、尿素窒素の数値が上昇します。
このため、尿素窒素(UN)は腎臓の機能を調べる検査として用いられます。

 

尿素窒素(UN)の正常値と異常値は?

Research
・正常値
検査の結果、8~20mg/dLであれば正常値、異常なしと判断されます。

・異常値
25mg/dL以上のときは腎臓からの尿排泄が異常とみなされ、40mg/dLでは明らかに腎機能障害ありと判定されます。

Sponsored Link

異常のときに考えらえる病気は?

0-95
・高値の場合
腎機能障害、腎毒性薬物の使用、高蛋白食、甲状腺機能亢進症 、消化管出血など。

・低値の場合
低蛋白食、尿崩症、マンニトール利尿、肝不全 、妊娠など。

 

尿素窒素(UN)の検査で注意すべき点は?

038

・激しい運動により通常よりも値が高くなることがありますので、検査前日は激しい運動は控えて下さい。

・高タンパク食でも数値が上昇しますので、検査当日の食事内容には気をつける事も大切です。

・妊娠や低タンパク食の摂取で低い値を示すこともあります。

・服用されている薬剤、発熱、下痢や嘔吐などの後も高めに出ますので、当てはまる方は、事前にその旨を医師に伝えて下さい。

・男性の方が女性よりもやや高い数値となりやすいようです。

最後に

異常値が出たら脱水、発熱、下痢や嘔吐、貧血、常用薬の有無などを検査して、再検査となり、尿タンパクや、尿沈渣、クレアチニンなどの検査も同時に行ないます。

腎臓の機能が低下すると元に戻すことは難しいとされています。
しかし、早期に治療を開始すれば、腎臓の機能の低下を防いだり、進行を遅らせる事も可能ですので、病気の進行度合いや症状に応じた、適切な治療を進めるためにも定期的に検査を受ける事が大切です。

Sponsored Link

 

関連記事はこちら