脂肪肝は、肝臓自体が肥満状態にあると言われています。自覚症状が無い為にこの状態をそのまま放置してしまうと、様々な病気を引起こしてしまう原因となります。

脂肪肝は生活習慣との関わりも深いですので、その点の改善が出来る事により、脂肪肝の改善にも繋がるようです。

今回は、『脂肪肝の治し方』として、その改善方法などをまとめました。


脂肪肝の治療方法は?

一般男性 Bさん
脂肪肝の治療方法を教えて下さい。

冒頭で述べました様に、脂肪肝は生活習慣を改善させる事で治る病気です。

男性医師
主な治療方法としては、食事療法運動療法、そして禁酒が挙げられます。

肝臓についてしまった脂肪は、内臓の脂肪や皮下脂肪とは異なり、比較的取れやすいとされています。
しかし、脂肪は肝臓からついていきますので、折角体重の減量に成功しても、生活習慣が元に戻れば体重も元に戻る点を忘れないようにして下さいね。

以下に食事療法運動療法について詳しく説明して行きます。

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脂肪肝の食事療法は?

Diet

 

脂肪肝は肥満との結びつきも強く、過食や偏食により起こる病気でもあります。
その為に、低カロリーで低脂肪、そして偏食のないバランスの良い食事を摂る事は大変重要となります。

摂取カロリーの目安としては、1日に標準体重当たり、25から35Kcal/kg/1日が理想とされます。
また、脂肪量は総エネルギー量の20から25%以下にするようにして下さい。

無理な食事制限で体重を減らすようなことは避け、月に1kgほどの減量を心掛けましょう。

肉やバター、ラードなどの動物性脂肪を減らし、イワシやサバなどの青魚を食事に取り入れる事で、中性脂肪を下げる効果があるとされています。

意外に見落としがちなのは、ヘルシーなイメージの強い果物です。
果物に含まれる果糖は吸収が良い為に肝臓で中性脂肪になりやすいとされていますので、注意が必要です。

関連記事)脂肪肝の原因と症状は?

脂肪肝の運動療法は?

Woman 1

 

脂肪肝の療法は、食事療法に加えて、運動を取り入れる事も大切です。
特に、ウォーキングジョギングサイクリングなど、一定時間に継続して出来る有酸素運動は効果が高いとされています。

ウォーキングをされる場合には、早く歩くように心掛ける事で体重自体は減らなくても肝臓に溜まっていた脂肪が減り、肝臓の炎症を防ぐ物質が増える効果があります。

運動量の目安としては、1回に10分から30分ほどで、1週間に3回から5回ほど行なうようにして下さい。

運動療法で大切なのは、長く続けられるものを取り入れる点です。

脂肪肝に効くサプリメントってあるの?

Medicine

 

一般男性 Bさん
脂肪肝に効くサプリメントってあるのでしょうか?

 

脂肪肝に良いとされる成分には以下のものがあり、中でも、オルニチンタウリンは特に脂肪肝に有効な成分となっています。

 

  • タウリン
  • ビタミン
  • ミネラル
  • クエン酸
  • 不飽和脂肪酸

 

男性医師
以下のサプリメントが脂肪肝に効くと言われています。

 

オルニチン配合のサプリメント

肝機能の改善と肝臓の働きを助け、アンモニアの解毒作用があるとされます。

特にアンモニアの解毒が促されると、肝臓の代謝機能が向上し、肝臓に溜まっている中性脂肪が代謝され易くなります。

1日に400mgから1,000mgの摂取が効果的な働きを起こしますが、それだけ多くを食品から摂るのは難しい成分ですので、サプリメントがおすすめです。

タウリン配合のサプリメント

肝細胞の再生を進め、活性酸素を抑える働きがあります。

タウリンはアミノ酸の一種で、魚介類などに多く含まれる成分ですが、食品から摂取出来るのは、1日に50mgから250mg程で、必要量の1日3,000mgから6,000mgを摂るにはサプリメントが有効とされます。

関連記事)小太りの方が長生きするってホント?長生きする体重は?

最後に

 

ポイントのまとめ!
  • 治療方法としては、食事療法、運動療法、そして禁酒がある。
  • 低カロリーで低脂肪、そして偏食のないバランスの良い食事を摂る事は大変重要。
  • 運動を取り入れる事も大切で、特に一定時間に継続して出来る有酸素運動は効果が高い。
  • オルニチンとタウリン配合のサプリメントは特に脂肪肝に有効な成分。

 

脂肪肝は、日本人に多く見られ、生活習慣病の一つとも言われています。

内臓に脂肪が溜まる事により、高血圧、糖尿病、高脂血症などを起こす原因にもなりますので、早めに治療を始め、日頃の生活習慣を健康的に改善して行くように心掛けて下さいね。




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