エイズを発症する可能性があるHIV ウイルス!このウイルスに感染しているかどうか知る事ができる検査が血液検査! でも会社の定期健診や人間ドックなどで血液検査しているけど、何も言われないから大丈夫!!
というわけでは実はないんです!
今回はHIVに焦点をあててご紹介していきましょう。
- 人間ドックでHIVかわかる?
- 血液検査だけでHIVの予測が可能ってホント?
- 献血に行けばHIVかわかる?!
- HIVに感染した時の初期症状とは?!
などの項目についてご紹介していきたいと思います。
人間ドックでHIVかどうかわかるの?
人間ドックの項目に「血液検査」があります。HIV検査も血液検査で検査をしますが、一般的な血液検査ではHIVウイルスの発見はできないのです。
人間ドックで一緒にHIVの検査をしたい場合は自ら申し込む必要があります。オプションなどで実施している病院などもありますので、各医療機関に問い合わせましょう。
って思う人も少なくありませんが、HIVの検査には本人の同意が必ず必要なんです!例えば、病院に入院する場合や、手術をする際なども必ず本人の同意を取っています。
- 血液検査
- 人間ドック
- 健康診断
などの定期健診や定期検査では発見できないのがHIVウイルスなんです!
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他の血液検査からHIV感染の予測は可能?
HIVウイルスに感染していた場合は白血球に影響を与え、白血球の数値が少なくなります。 また感染してすぐの初期の場合は外部からのウイルスから守ろうと白血球の数値が上がる傾向になります。
しかし白血球の数値異常で考えられる病気は他にも
- 白血病
- 感染症
- 尿毒症
- 敗血症
- 腎不全
- 肺不全
- 悪性腫瘍
などさまざまな病気のケースが考えられますので、白血球の数値が異常だからとHIVを即座に疑うことはできないということです。若い方で通常では考え難い肺炎(カリニ肺炎など)などを発症している場合は、HIV感染しているかもと疑うケースはあります。
ですからHIV感染の危険性があるかも?と自分で思う場合にはあらかじめHIV検査の申し込みをしておくほうがよいでしょう。
献血の検査でHIVがわかるってホント?
献血は健康な人の血液を輸血が必要な人に渡す目的で行います。その為にHIV抗体検査もしています。しかしこれはあくまで健康な血液かどうかを判断する目的であり、HIV検査を善意で行っているわけではありません。
日本での輸血によるHIVの感染報告は、2013年に60歳の男性がHIVウイルスの入った輸血をうけ、感染していると発表があります。
献血をする事は大変よい行為であり、決して非難されるべきではないと思います。しかし一部の「モラルない人」のせいで思いもしない病に感染する人もいます。
献血をする場合は「HIVに感染している疑いがない」という事を前提にご協力をお願いします。「献血をご遠慮いただく人」という項目で赤十字のHPで確認する事ができます。
HIVがわかるまでの期間とは?初期症状とかはあるの?
HIV検査はHIVに感染し、体内にできたHIVの抗体が検査される事になりますので、感染してすぐには検査をしても異常は見受けられません。
抗体ができるまでは人それぞれではありますが、6週間~8週間程度で抗体ができ、検査の実施が可能となっています。
基本的にHIVに感染しても症状がありません、発症前は無症候期と呼びます。
しかしながら初期症状として2週間~6週間の間の時期に出る症状として
- 発熱
- 頭痛
- 咽頭炎
- 発疹
- 下痢
- 吐き気、嘔吐
- リンパ筋の腫れ
などが見受けられる場合があります。
しかし風邪などと同じ症状なのでただの風邪かも?とやり過ごす人も多いです。 しかも、この症状はほとんどの場合が1週間~2週間程度で収まってしまうんです。
まさかHIVに感染しているとは思わず、知らない間にHIV感染者になってしまっているという事です。
最後に…
- 人間ドックではHIVはわからない
- 献血でも100%HIVかどうかは判定できない。
- 初期症状は風邪のような症状で1~2週間で収まる。
- 感染が疑われる行為の後、2~6週間後に風邪症状が出た場合には検査を!
HIV感染が分かった人の約30%はすでにエイズを発症しているという報告が出ています。 感染したかもしれない…と思う人は必ず医療機関や、自治体などで検査を受けましょう!
匿名での検査もできますので、是非問い合わせてみて下さいね♪