水疱瘡の感染力は非常に強く、その強さはインフルエンザの約3倍とも言われています。
また、子供などが家庭に持ち帰った場合、家族内での感染率は約8割以上と非常に高くなっています。
大人が感染すると、症状も重くなりがちですので出来れば早めの予防を心掛けたいものです。
そこで、予防接種をすることでの効果はどうなのでしょうか?
また、費用はどのくらいになるのでしょうか?
今回は、大人の水疱瘡の予防接種についてまとめました。
水疱瘡にかかってなければ予防接種を受けた方がいい?効果は?
大人の水疱瘡は、症状が重くなる場合もあり完治に時間がかかり、さらに薬も高価であるため出費も伴い、何かとやっかいな病気となります。
しかも水疱瘡の感染力は非常に強いため、ウイルス保有者との接触を完全に防ぐのは不可能ですので、少しでも完治を早めるには、水疱瘡ワクチン(生ワクチン)の予防接種が一番効果があります。
もし水疱瘡の患者と接触(空気感染)してしまった後であっても、三日以内にワクチン接種することで発症の予防または症状の軽減が期待できると言われていますので、その効果は大きいようです。
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水疱瘡の予防接種、費用は?
水疱瘡の予防接種は保険適用外のため、料金は少し高めになります。
ちなみに、お子さんの予防接種の費用も大人と同じぐらいになる様です。
水疱瘡、一度かかっていても予防接種は必要?いつごろ受ければいい?
水疱瘡に一度かかると二度となることはないと認識されている方も多いですが、最近になって水疱瘡の抗体には期限があることが分かりました。
水疱瘡の免疫効果は約20年ほどしか持たないようですので、幼い頃に一度かかったという方も、油断せずに予防接種を受けたほうがよいでしょう。
特に50代以降の免疫力などが低下する時期に再発しやすいですので、50歳を目安にもう一度予防接種を受ける事が勧められています。
妊婦でも予防接種を受けられる?
ですから、結婚前または妊娠前にあらかじめ予防接種をしておくことが大切です。
妊娠の初期に水疱瘡に感染すると、赤ちゃんに何らかの後遺症が残ってしまう危険性もあり、妊娠の全期間を通して、流早産につながる可能性があります。
予防接種を受けるタイミングですが、ワクチンを接種した後から2ヶ月は妊娠してはいけませんので注意が必要です。
最後に
水疱瘡に感染をしたことのない大人は、高い確率でかかる可能性がありますので、まず病院で抗体の検査を受けて、もし抗体がないと分かったら、速やかに予防接種を受けることをおすすめします。
罹ってしまうと辛い思いをする事になり、お仕事などへの影響もでますので、その点を考慮され早めの対策をとられて下さいね。