メタボリックシンドロームの原因は、はたして食べ過ぎだけにあるのでしょうか。
夜食症候群というのもありますが、食事で注意すべきことを知っておきたいですよね。それに、運動不足や遺伝といったことも関係するのは本当なのか、気になります。
そこで今回は、メタボリックシンドロームの原因について考えてみましょう。
メタボリックシンドロームの原因は?食べ過ぎだけ?
メタボリックシンドロームの原因を探るには、内臓脂肪型肥満になってしまう原因に注目すれば、わかりやすいのかもしれません。
例えば、以下のようなことが原因になりますよね。
・ 脂質の高いものを摂りすぎる
・ 塩分が多く含まれるものを摂りすぎる
・ アルコール類を摂りすぎる
・ あまり運動をしていない
・ 喫煙をしている
これらはいずれも、内臓に余計な脂肪を溜め込ませるだけではないのです。
血糖値や血圧の上昇、及び、悪玉コレステロールや中性脂肪の増加を引き起こしかねません。
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食事で注意することは?夜食症候群とは?
まず、食事について注意すべきことに注目してみましょう。
最近は、日々忙しく、夕食の時間が遅くなってしまう人が少なくありません。
実は、この状況がメタボリックシンドロームと深く結びついているのです。
夜食症候群というのもありますが、これは、夜遅い食事が常態化してしまい、結果として太りやすい状況に陥ってしまうものです。
体の中で、食欲を抑えたりエネルギーの代謝を促したりする作用をするレプチンの働きが鈍ってしまうためですね。
当然、脂肪燃焼効果も下がってしまいますので、内臓脂肪がたまりやすく、血糖値や中性脂肪が増加しやすくなってしまうのです。
ですから、夕食は就寝時刻の3時間前には済ませることが大切なのです。
また、夕食後に飲食するのは控えるようにしましょう。
運動不足も関係あるの?
メタボリックシンドロームには、運動不足も関係しています。
というのも、内臓脂肪型肥満がメタボリックシンドロームと密接に繋がっているからですね。
この余分な内臓脂肪は、地道な運動を続けないとなかなか減らないのです。
また、運動の中でも有酸素運動と呼ばれるタイプのものじゃないと、内臓脂肪へ働きかける運動効果が出ません。
そのため、下記のような毎日続けられる有酸素運動を生活に取り入れてみましょう。
・ スイミング
・ 軽めのジョギング(速度速めのウォーキングのようなイメージ)
・ 自転車こぎやサイクリング
1日30分程度、このような有酸素運動を続けると良いですね。
まとまった30分を確保できない場合は、朝晩15分ずつ、あるいは、朝昼晩10分ずつという取り組みでも良いので続けることが大切です。
遺伝もあるって本当?
さて、メタボリックシンドロームになる人は、遺伝的要因があるのでしょうか。
まず、メタボリックシンドロームと診断される条件の中に注目してみましょう。
内臓脂肪型肥満に加えて、高血糖・高血圧・脂質異常のうち2つ以上を認めた場合ですよね。
実は、肥満や糖尿病、高血圧といったものの発症については、遺伝的な要因が慣用している場合があります。
つまり、メタボリックシンドロームには、遺伝的な要因が絡むことも考えられるのです。
だからこそ、普段から食生活を気をつけたり軽い運動の習慣を身につけたりして、健康についての意識を高めておきたいですね。
最後に
メタボリックシンドロームの原因について考えてみましたが、いかがですか。
食生活や運動、あるいは、遺伝的な要因が考えられるのが、メタボリックシンドロームですよね。
ですから、毎日の生活において食生活の見直しや軽い運動の取り入れをしてみましょう。
有酸素運動を日々の日課にすることで、内臓脂肪を溜め込まず、あるいは、減少させることができるのです。
健康的な日々を送るためにも、身近なことから自分自身を見直してみませんか。