糖尿病というと、簡単に治るものではないため、治療にも年月がかかりますし、怖いのは合併症で命の危険を伴う場合だってあります。そうなってくると、入院や手術、治療にもお金がかかります。そんなお金はどこから捻出すれば?もし仕事にも支障が出てきたら・・・と、不安になる方も多いですよね。
そこで助かるのが保険。でも、糖尿病でも入れる保険ってあるのでしょうか?
今回は糖尿病の保険について・・・
- 入れる?
- 入れない?
- おすすめ保険
以上のことについてお話したいと思います。
糖尿病でも保険に入れる?
糖尿病というと、昔は保険には入れませんでした。それは今後、普通の(糖尿病でない)人に比べ、重大な疾患を伴う病気になる可能性が高いからです。糖尿病で特に怖いのが合併症で、3大合併症とも言われる、網膜症や神経障害、腎症などがあり、糖尿病予備軍の頃から動脈硬化の危険性も付きまといます。
ですが、糖尿病は今や現代病とも言われ、その患者数は増加の一方。そこで、糖尿病患者向けの保険もできましたし、一般の保険でもある程度の条件を満たせば、糖尿病でも入れるものもあるんです。
- 血糖値のコントロールが出来ていて、経過が良好であること
- HbA1c(ヘモグロビン・エイワンシー)の結果が良好であること
- 治療をしている証明があること
- 合併症が出ていないこと
- 糖尿病を発症してから日が浅い
糖尿病で大事なのは、きちんと治療をしていて、血糖値やHbA1cのコントロールが良好であることが条件になります。かかりつけの医療機関や治療期間、治療薬の証明が必要になります。また、もちろん合併症が出ていないことを示す検査結果データが必要にもなります。
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糖尿病だと保険に入れない場合もあるの?
入れない場合は、上記でご説明をした加入条件を満たさない場合なんですが、以下のようだと加入を断られやすいんです。
- 糖尿病と診断されてはいるが、治療をしていない
- 糖尿病を患ってから長い
- 合併症が出ている
- 血糖値やHbA1cの結果が良くない
- 糖尿病による入退院を繰り返している(既に症状が出ている)
保険は、入院した時や死亡した時に支払われるものなので、死亡のリスクや重大な疾患の発症リスクが高いと加入を断られることが多いんです。
ですが、中には糖尿病でも入れる!とうたった保険もあります。その場合、保険費用は上がりますが、条件が一般の保険よりも緩くなります。また、更に費用は上がりますが、健康告知の必要がないものもあるんですよ。
糖尿病でも入れるおすすめの保険3選
住友生命の千客万頼
- 2年以内に入院手術をしていない
- 5年以内に癌で入院手術をしていない
- 今後3カ月以内の入院手術の予定がない
- 現時点で癌や肝硬変と診断されていない
- 介護認定を受けていない
この条件を満たせば加入でき、糖尿病の再発や入院、透析中の腎不全悪化でも保険が支払われます。また、保険保証は一生涯というのもうれしいポイントですよね。
エクセルエイドの糖尿病保険
糖尿病の1型や2型や妊娠糖尿病など、合併症を発症していても入ることが出来ます。対象年齢は生後3カ月から89歳までという幅広さ。但し、保険と言えば年齢を重ねるにつれ保険料が上がるのが常識でもありますよね。この保険の場合は、糖尿病でも若ければそれだけ安く保険に入ることが出来るんです。
- 現在入院中、もしくは3カ月以内の入院を勧められている
- 過去2年以内に病気による入院治療をしている(1型糖尿病のみ退院から3カ月以上経過していればOK)
- 過去5年以内に癌、心疾患、脳血管疾患、肝硬変と診断、入院をした(された)
この3項目さえ該当しなければ入れるんです。
ぜんきょうさいの糖尿病医療共済だいあ+1
糖尿病の人、若くしてなる方が多い糖尿病1型の人、合併症を発症し治療中の人でも入れるのがこの保険です。もちろん、糖尿病の合併症による入院や手術にも対応しているうえに、糖尿病の教育入院でも保証されるというのがうれしいですよね。
エクセルエイド同様、3つの健康告知は必要ですが、0歳3ヵ月~89歳までで、日本に住んでる方でしたら加入できるんですよ。
関連記事)糖尿病は若い人でもなる?症状は?
最後に
- 昔は糖尿病だと保険加入は無理だったが、今は一般の保険でも条件を満たせば入れる
- 一般の保険の場合、条件が揃わなければ入れないものも多い
- 一般の保険よりも条件が緩く、糖尿病でも入れる保険もある
- 糖尿病でも入れる保険は、3つの項目を満たせば、糖尿病による手術や入院にも対応したものも多い
いかがでしたでしょうか?備えあれば憂いなし。いざという時の為に、保険はとっても大事。糖尿病だからと諦めずに、一度検討してみることをおすすめします。