近年、子宮がん検診の重要性が広まり、早期発見への意識も高まってきています。
女性特有の病気である子宮がんですが、検診により様々な子宮の病気を発見する事も可能です。

しかし、検診を受けられる気持ちはあっても、内容や費用への不安は大きいものです。
そこで、その様な点を解決できればと、『子宮がん検診』について調べました。


子宮がん検診とは?検査項目は?料金は?

子宮がんには『子宮頸がん』『子宮体がん』があります。
子宮がん検診では、この2つのがんについて詳しく検査しますが、それ以外にも子宮筋腫卵巣のう腫などの病気を発見する事も可能です。

この検査を受けた方が良いとされる方:

*30歳以上の女性
*性交渉経験のある方
*不正出血のある方
*妊娠、出産の予定のある方

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*検査項目*

✔子宮体がん検査(子宮体部細胞診)
―子宮体部(子宮の奥の位置にある部分)の細胞を採取して、その細胞の中にがん細胞や
異型細胞(がん細胞になる可能性のあるもの)の有無を顕微鏡で調べる検査です。
子宮頸がん検査(子宮頸部細胞診)
―子宮頸部(子宮の入り口の部分)の細胞を専用のブラッシ、綿棒で軽く擦り採取して、
それを顕微鏡でチェックして異常が無いかを調べる検査です。

経膣エコー(超音波)検査
―プローブ(細い超音波器具)を膣の中に挿入して、跳ね返る超音波を見ながら子宮内の状態をチェックします。
この検査は、がん以外にも卵巣の変化卵巣のう腫卵巣腫瘍子宮筋腫子宮内膜症、なども詳しくチェック出来ます。

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*料金*

料金はお住まいになる地域や加入している健康組合、又はお受けになる医療機関で違いがあります。

以下に、主な3つの情況での料金の目安を記載します。

自治体などで行なわれる公的な子宮がん検診(20歳以上対象)
無料―2,000円ほど。

会社での健康診断
無料ー2,000円ほど。

婦人科などで個人的に受ける子宮がん検診
基本料金は3,500円から6,000円ほどになり、されに細密検査などになりますと、
13,000円から15,000円ほどが目安となります。

医療機関での違いがありますので、正確な料金については事前に確認されるようにして下さい。

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子宮がん検診は痛いの?

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子宮がん検診の一つである『子宮頸がん検査』の中で行なわれる視診内診においての痛みを心配される方が多いようです。

視診とは、子宮頸部にステンレス製のクスコと言う器具を挿入し、粘膜や皮膚の状態を目で確認する検査です。
このクスコを挿入する事での痛みは殆どないと言われていますが、ステンレス製の為に、冷たい感触は避けられないようです。

内診は医師による触診となりますが、この際に膣内になんらかの異常がある場合には、痛みを感じますが、通常は痛みはないとされています。

子宮がん検診 生理中でも大丈夫?

子宮頸部の検査においては出血が多くなければ可能とされますが、十分結果が得られない事もある様です。
又、子宮体部の検査では生理中ですと再検査をしなくてはいけない可能性もありますので、避けたほうが良いとされています。

検診へのベストなタイミングは、生理終了日から3日から7日とされています。

子宮がん検診の結果はいつ分かるの?

子宮がん検診の結果が分かるのは、検査後10日から1ヶ月ほどで、文書により通知されるのが一般的です。

最後に

子宮頸がんの発症は若い女性に多いとされています。
しかし、このがんは、原因が明確であり、予防する事も出来、そして早期に発見されればほぼ完治で出来る病気です。
その為にも、積極的に検診を受けられて、ご自分の体を守られるように心掛けて下さいね。




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