人間ドック前日の食事に関して、食べていいものや制限すべきものについてご存じでしょうか。
自分の体の健康状態を検査する人間ドックだからこそ、前日の過ごし方についてきちんと知っておきたいですよね。
そこで、人間ドックの前日の注意点についてまとめてみました。
人間ドック前日の食事は食べてもいいものは?
まず、食べ物の例を挙げてみましょう。
- 白米(どちらかといえば、柔らかめに炊く)
- おかゆ
- うどん(温かいもの)
- 湯豆腐
- 白身の魚
- 鶏ささみ
- 煮物(とろとろになるくらい柔らかく煮たもの)
- 葉物野菜の葉の部分
次に、飲み物について例を挙げてみましょう。
- 水
- 白湯
- ノンカフェインのお茶
このように、消化吸収が良く、胃や腸に刺激を与えにくいものを口にするようにします。
人間ドック前日の食事で制限すべきものは?
まず、食べ物について、どのようなものを制限したらよいか例を挙げてみましょう。
- 天ぷら
- 脂肪の割合が高い肉、及び、魚
- 食物繊維が豊富な野菜類
次に、飲み物に関して、制限したらよいか例を挙げてみましょう。
- コーヒーや紅茶
- お酒類
- 緑茶など
このように、脂肪や食物繊維が多いものや、カフェインやアルコール成分が含まれるものは控えるようにします。
人間ドック前日は夜何時まで食べていい?
一般的に、人間ドックの前日は、夕食を早めに取るようにしたいですね。
少なくとも、夜9時までには、夕食を済ませておくようにします。
これは、人間ドックにおいて胃の検査をすることになるからです。食べたものがきちんと消化されて胃が空っぽになっている必要があるのですね。胃の検査は、胃カメラとバリウムのどちらかの方法で行われますよね。
そのどちらであったとしても、胃が空っぽでないと正確な検査ができなくなるので注意しましょう。
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人間ドック前日に喫煙してもいい?
普段から喫煙している人が人間ドックを受ける場合、前日の喫煙は制限されていません。
ただし、現在、厚生労働省は禁煙支援や受動喫煙防止への対策を取り始めています。
それを受けて、日本人間ドック学会でも、喫煙に関する標準問診票の改訂を行うなど禁煙活動の推進に努力しているところなのです。
ですから、人間ドックを機に自分の体の健康を考えて、禁煙について一歩踏み出すのも良いですね。
人間ドック前日に運動してもいい?
健康増進のために、普段からよく運動をする人も多くなってきています。しかし、人間ドックの前日も、いつもと変わらず運動をして良いのでしょうか。
これは、普段どの程度の運動を生活に取り入れているのかということが重要になります。
つまり、体に負担がかかるような負荷の大きな運動は、控えるようにしましょう。
激しい運動により、食事や水分の摂取量が増えたり、摂取する時間が遅くなったりする可能性もありますよね。
そうなってしまうと、きちんとした検査ができず、正しい結果を得られなくなるのです。
最後に
人間ドックの前日の注意点についてまとめてみましたが、いかがですか。
食事の内容や時間帯、あるいは、喫煙や運動については、注意すべきことをしっかりと頭に入れておきたいものです。
正しい検査結果を得るためにも、前日の過ごし方にも気を配るようにしましょう。