医師
メタボリックシンドロームという言葉をよく耳にしますが、その基準値がどれくらいなのか知らずに、「自分はメタボ」などという言葉を使っている方多いですよね?

メタボリックシンドローム(通称メタボ)は、腹囲を測ることによって診断されますが、正確に計測するためには注意点を把握しておく必要があります。

また、メタボリックシンドロームの基準は、日本と他国で違いがあるのはご存知ですか?

そこで今回は、メタボリックシンドローム(英語表記で「metabolic syndrome」)について

  • 基準値
  • 海外の基準
  • 測定方法

などを、わかりやすく解説したいと思います。

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メタボリックシンドロームの基準値は?

メタボリックシンドロームかどうかをチェックするには、腹囲(おへその高さ周囲径)の数値によって、内臓脂肪型肥満かどうかが判断されます。

そして、その腹囲が

  • 男性は85cm以上
  • 女性は90cm以上

という数値に該当した場合、さらに下記の診断状況が2つ以上該当すると、メタボリックシンドロームと診断されるのです。

  • 高血圧(最高血圧130mmHg以上、最低血圧85mmHg以上の両方か片方か)
  • 高血糖(空腹時の血糖値110mg/dL以上)
  • 脂質異常症(中性脂肪150mg/dL以上、HDLコレステロール40mg/dL未満)1)2)

関連記事)『メタボリックシンドロームとは?』も参考にしてみて下さいね。

メタボリックシンドロームは、放置していると動脈硬化疾患の危険性も出てくるため、日頃から職場や地域の特定健康診査健康診断人間ドック等を受けておくようにしたいですものです。

医師
しかし、この基準値って、全国共通ではないんです。

他国のメタボリックシンドロームの基準値は?

先ほどもいいましたように、メタボリックシンドロームの診断基準は、日本と他国で違いがあります。

国際糖尿病連盟(IDF/2005)欧州人の場合では、

  • 男性は94cm以上
  • 女性は80cm以上3)

という基準値になっています。

え?

日本では女性の方が腹囲大きかったですよね?

医師

そうなんです。

ここの腹囲サイズが、日本との違いですね。

しかし、この腹囲以外は、日本と同様の基準となっています。

これは日本の診断方法が、CTによって判断できる内臓脂肪から腹囲の数値を算出しているからです。

例えば、アメリカ合衆国ではBMI30に相当する数値ヨーロッパではウエストとヒップの比に基づいた数値を使っています。

そのため、これらの国々では内臓脂肪が関与していないのですね。

関連記事)

メタボリックシンドロームを診断するために!腹囲の測り方や注意点は?

医師
では、メタボリックシンドロームの診断で必要な腹囲の測り方について、確認してみましょう。

  • 飲食した直後は測らない
  • 立って測る
  • おへその高さで測る
  • 衣服を身につけていない状態で測る
  • 息を吐き出した状態で測る

以上、5つの注意点を頭に入れて測るようにすることが大切になってきます4)

1)e-ヘルスネット 厚生労働省
2)メタボリックシンドローム・ネット
3)メタボリックシンドロームの疫学
4)e-ヘルスネット 厚生労働省 メタボチェック 腹囲の測り方

まとめ

メタボリックシンドロームの診断基準について、ポイントをまとめます。

 

腹囲が

  • 男性は85cm以上
  • 女性は90cm以上

かつ

  • 高血圧(最高血圧130mmHg以上、最低血圧85mmHg以上の両方か片方か)
  • 高血糖(空腹時の血糖値110mg/dL以上)
  • 脂質異常症(中性脂肪150mg/dL以上、HDLコレステロール40mg/dL未満)

に2つ以上当てはまると診断される。

海外では、腹囲サイズが異なり

  • 男性は94cm以上
  • 女性は80cm以上

 

日本では、まず内臓脂肪に注目して腹囲を測るところから、メタボリックシンドロームの早期発見・予防を目指しています。

そのためにも、定期的に、正しい姿勢で腹囲を計測するようにしましょう。

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