30歳を越えると本当に今の自分が健康かどうか気になってくるわ…
それにオプションは必要なのかしら?

30歳をすぎると、そろそろ人間ドックや健康診断を受けようかなと思っている方は多いんです。
でも、30代で発症しやすい病気ってどんなものがあるのかわからないですよね。

そんな悩みを抱えているあなたのために!!

 

30代で受けておきたい人間ドック・健康診断のオプションについて、徹底的に調べてまとめてみましたよ!

今回のラインナップはこちらです。

  • 30代の方にオススメの人間ドックオプション
  • 女性の方がぜひ受けておきたい検査
  • 30代の方の健康診断・人間ドックとオプションを受ける頻度

ぜひご覧くださいね。
ではどうぞ〜〜〜♪


 30代の方にオススメの人間ドックオプションはコレ!

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30代の方に男女共通でオススメする人間ドックはこちらです。
  • 胃がん→胃カメラ
  • 大腸がん→大腸カメラ(大腸内視鏡)

これから紹介するオススメオプションは全て、参考書籍「本当は怖い!健康診断&人間ドック」1)の情報に、さらに40代で発病した方の推計値2)から独自に考えたオススメオプションです。
あくまでもひとつの目安としてお考えください。

では、それぞれについて詳しく見ていきましょう。

胃がんと大腸がん検査をオプションでつけるべき理由

胃がん大腸がんは、男女ともに30代前半から少しずつ増えてきて、30代後半には前半の2〜3倍近くになってきます。2)
40代に比べると少ないですが、リスクが少しずつ高くなってくるのです。

これらの検査は、30代の場合、ぜひ受けておきたい検査というよりも、できれば受けておいた方がよい検査になります。
ただし、大腸がんの場合はとくに遺伝性である場合もあるため、血縁者に大腸がん患者が複数いる場合など、気になる方は受けておいた方が安心です。

胃がん検診と大腸がん検診には、内視鏡の他にバリウムでの検査もありますが、バリウムでの検査で異常があった場合、内視鏡で再検査をすることになります。

医師
このことからも、最初から内視鏡で受けておいた方が安心ですし、放射線被ばくのリスクもありませんので、胃カメラなどの内視鏡での検査がオススメですよ。

関連記事)30代で人間ドックは必要?受けたい内容は?

女性は子宮がん・乳がんに注意!

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子宮がんと乳がんの検査はやはり受けた方がよいのでしょうか?

女性の場合は、子宮がん検診受けておきましょう。
また、乳がんも30代前半から増えはじめ、35歳以降急激に増加してきます。2)

では、それぞれについて詳しく見てみましょう。

子宮がん検査をオプションでつけるべき理由

子宮がんは、20代後半と比べると30代前半には、患者数が約2倍になっています。

子宮がんには

  • 子宮体がん
  • 子宮頸がん

の二種類がありますが、30代では、子宮頸がんの方がかかりやすくなっていますので、子宮頸がんの検査をしましょう。
ただし、子宮体がんも少しずつ増えてくる年代ですので、心配な方は数年に一度は子宮体がんの検査をしておくとより安心です。

医師
子宮がん検診は、人間ドックや健康診断のオプションでついでに一緒に受けるのもよいですが、自治体などでの検診を利用すれば格安で受けることができますよ。

乳がん家系は注意!

さらに・・・乳がん家系の方は、とくに乳がんリスクが高まる35歳以上になってくると、注意が必要です。

乳がんに関しては、発症率が35歳頃から増加してきます。

遺伝的にがんになりやすい「がん家系」は、意外と少ないのです。
しかし、一部のがんは遺伝性があるものもあります。
とくに、乳がんに関しては、遺伝的にリスクの高い人がいるので注意が必要です。

ハリウッド女優のアンジェリーナジョリーさんが、「乳がん家系」であることを理由に、乳房を切除したのは記憶に新しいですね。

女性の場合、乳がん家系だという方はとくに、乳がんリスクが高まってくる35歳を目安3)乳がん検診を受けておくと安心です。
マンモグラフィーの被ばくリスクが心配という方は、乳腺外来などで、触診や超音波の検査のみだけでも受けておくのもよいでしょう。

乳癌の検査の費用は、マンモグラフィや視触診をするもので平均5,000円程度。
超音波検査で平均5,000円程度となっています。

では、次に30代の方の健康診断や人間ドック・オプションなどを受ける頻度について説明しますね。

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30代の方の健康診断・人間ドックとオプションを受ける頻度

30歳をすぎたらどれくらいの頻度で人間ドックを受けたらいいのかな?
そもそも人間ドックを受ける必要はあるの?

結論から言いますと、30代の場合は、人間ドックよりも健康診断を受け、気になる部位があればそれに関するオプションをつけるのがオススメです。

健康診断は、厚生労働省によると1年に1回の受診が推奨されていますので、1年に一度受けておくと安心でしょう。4)

また、やっぱり健康診断よりも人間ドックを受けておこうと思う方の場合も日本人間ドック学会でも1年に1回5)の受診を推奨されています。
ですから、人間ドックの場合でも1年に1回を目安に受けておきましょう。

30代になって体のどこかが悪くなっている気がしたり、生活習慣の乱れが心配だという方もいらっしゃると思います。
実際に、がんなどの罹患数を見ていても30代頃から徐々に増えてくるのです。

しかし、がんなどのリスクが徐々に高まってくる時期とはいえ、40代よりはまだリスクが低くなっています。
人間ドックの検査には、胃バリウム検査などの放射線被ばくをする検査などもあるので、そのリスクについても考えなければなりません。

ですから、30代の場合は、放射線被ばくと病気の発症率や遺伝性のがんである可能性などを考慮し、健康診断プラス気になる部位のオプションという形で受けるのがオススメです。

オプションを受ける頻度は?

オプションも1年に一度受けた方がいいのでしょうか?
医師
検査項目やそれぞれの健康状態によって変わってきます。

では、

  • できれば1〜2年に1回受けた方がよい検査
  • 2年に1回受けた方がよい検査
  • 毎年受けなくてもよい検査

これらに分けて説明しますね。

できれば1〜2年に1回受けた方がよい検査

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1〜2年に1回受けた方がよい検査は以下です。

  • 胃がん
  • 乳がん

ただし、これらの検査はぜひ受けておきたい検査ではなく、できれば受けておいた方がよい検査になります。
30代で発症する方が徐々に増えてくる病気ですが、普段から胃の調子が悪かったり、乳がん家系ではない限り毎年受けなくてもよいでしょう。

もちろん、全ての病気に関して言えることですが、発症率は0ではありませんので、あくまでもこれも目安です。
最終的な判断は、ご自身でしていただければと思います。

2年に1回受けた方がよい検査

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女性の子宮がん検診は、厚生労働省によると、2年に1回の受診が推奨されています。6)7)
欧米では3回連続して異常がなかった場合は、受診頻度を3年に一度にするという国が多いようです。

ただし、不正出血や下腹部痛などがある場合は、すぐに受診しましょう。

毎年受けなくてもよい検査

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毎年受けなくてもよいとされている検査は、大腸がんです。
大腸がんは胃がんなどと比べて、比較的進行が遅いことが多いとされています。
ポリープができても、進行の遅いことが多いため、一度受けて異常がなければ毎年受ける必要はありません。

異常がなかった場合は、3年に一度の大腸内視鏡検査でよい8)と言われています。
それ以外の時は、便潜血検査のみ受けておくと、さらに安心です。

もし、大腸カメラで複数のポリープ(腺腫)が見つかった場合や、血縁者に大腸がんになったことがあるという方がいる場合は、1〜2年に一度検査をしておきましょう。

関連記事)人間ドックの年齢別頻度!おすすめオプションも伝授♪

参考

1)本当は怖い!健康診断&人間ドック 大竹真一郎著 p6-7
2)国立がん研究センターがん情報サービス『がん登録・統計』
3)本当は怖い!健康診断&人間ドック 大竹真一郎著 p126-128
4)厚生労働省 労働安全衛生法に基づく健康診断の概要 p.2
5)日本人間ドック学会HP
6)厚生労働省 がん検診
7)国立がん研究センターがん情報サービス子宮がん検診Q&A
8)知っておきたい胃腸のお話

さいごに

今回は、30代にオススメの人間ドック・健康診断のオプションについてまとめました。

下の表もぜひ参考にしてみてくださいね。

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※本当は怖い!健康診断&人間ドックp.6-7の表を改変

  • 30代の男女共通で受けておきたい検査は胃カメラ・大腸カメラ
  • 30代女性におすすめの検査は子宮がん検診・乳がん検診
  • 30代はとくに気になる症状がない場合は、人間ドックよりも健康診断でよい
  • 健康診断・人間ドックを受ける頻度は、1年に1回がオススメ
  • オプションは健康状態などに合わせた頻度で受ける

人間ドックのオプションはとても多く、一体どれをつけるのが良いのか自分だけで判断するのは難しいです。

今回は30代の方におすすめするオプションを挙げましたが、自分の体調によって追加をしたり今回はひとつだけ追加して次回は別の検査にしたりでも勿論良いでしょう。

医師
この記事を参考に、自分で「これだ!」と満足出来るオプションをつけて人間ドックを受けて下さいね。



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