年々増加の一途の糖尿病ですが、糖尿病になると脳梗塞のリスクは上がるのでしょうか?

もし上がるのならば、血糖値を下げると脳梗塞のリスクは下がるのでしょうか?

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糖尿病は脳梗塞のリスクである!

糖尿病は全身の血管の動脈硬化を促進する原因の一つであり、脳の血管も例外ではありません。つまり、糖尿病は脳梗塞の立派な危険因子です。

ところが、逆に、

2型糖尿病において、血糖をコントロールすることで、脳梗塞のリスクを軽減させるという証明はされていません。

血糖をコントロールすることで、非常に小さな血管である最小血管症といわれる網膜症、腎症、末梢神経障害のリスクは軽減させることはわかっていますが、大血管病である脳梗塞の発症率を下げるというデータは意外にもないんですね。

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ただ、その代わり、糖尿病患者の血圧を130/80mmHg未満にコントロールすると、脳梗塞の発症リスクは下がるというデータはあります。

また、糖尿病患者にスタチン製剤(HMG-CoA還元酵素阻害薬)を投与すると、その患者さんの血管病変の有無や、LDLコレステロールの値に関わりなく、脳梗塞の発症リスクは下がるというデータもあるんです。

つまり、2型糖尿病患者において、

  • 血糖コントロールが脳梗塞のリスクを下げるデータはない。
  • 血圧コントロールは脳梗塞のリスクを下げる。
  • スタチン製剤の投与は脳梗塞のリスクを下げる。

ということがわかっています。

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データがないからといって関係がないわけではない!

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当然、血糖コントロールにより脳梗塞のリスクを下げるデータはありませんが、糖尿病は脳梗塞のリスクであることは間違いないわけですし、糖尿病は脳梗塞以外にも、最小血管病変を起こすわけですから、血糖のコントロールはもちろん必須です。

また糖尿病は、複数のがんを有意に増加させたり、アルツハイマー病の罹患率を有意に増加させるというデータもありますので、ほったらかしにせず、積極的に治療しなければならない病気です。

 

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