乳癌というと、手術で腫瘍を取り、その後の抗がん剤治療やホルモン療法が一般的ですが、術前療法という方法を用いる場合もあるってご存知ですか?また、やはり気になるのは

  • 再発

ですよね。

私の知人も乳癌を患い、早期に発見できたため、手術で腫瘍を摘出し、治療できたんですが、やっぱり1番の不安は再発の怖さ

今回は、

  • 乳がんの治療後どれくらい再発がなければ大丈夫と言えるのか
  • 再発した場合の治療法
  • 最新治療法
  • 乳癌の術前治療のメリット

などをご説明したいと思います。

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5年経てば再発はしないの?

よく「5年生存率」という言葉をよく聞きますが、5年たてば再発はしないのでしょうか?
医師
再発についてご説明します。
  • 多くの癌は2年以内に再発する
  • 5年たてば大丈夫というわけではないが、グっと再発率は低下する
  • 10年、20年後に再発する場合もある

乳癌に関わらず、多くの癌は2年以内に再発することが多く5年たてば再発率はグっと下がります。しかし、5年経てば絶対大丈夫か?というと、そうではなく、大人しい癌の場合、ホルモンに感受性の強い癌などは10年後、20年後に再発する可能性も中にはあります。

nyugan

関連記事)乳がん検診とは?マンモグラフィとは?受けたら絶対安心?

再発した場合どういう治療をするの?

再発が見つかった場合、どういう治療をするんでしょうか?
医師
再発した場合の治療法をご説明します。
  • ホルモン療法
  • 抗がん剤
  • 分子標的療法
  • 放射線治療

nyugan

再発が見つかった場合、まずホルモン療法を用いて治療をします。それでも効果がなかった場合、第2のホルモン療法、第3のホルモン療法という具合に、ホルモン療法の薬を変え、治療をします。ですが、それでも効果がなかったり、生命を脅かす癌の場合、抗がん剤や分子標的療法を用いて治療を行います。

また、局所再発の場合は、放射線治療やその他転移部位に応じた治療を行います。

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乳癌の最新治療は?

乳癌治療も進化してるんですか?
医師
他の癌同様、乳癌治療も進化しています。最新の乳癌治療をご説明します。

最新の治療法として、遺伝子プロファイリングという方法が研究されています。それは癌細胞の遺伝子を調べ、その乳癌を5つのタイプに分けることによって、それぞれに合った治療法をすることができるものです。

また、それには分子標的治療薬との組み合わせが効果的とされていますが、分子標的治療薬はまだまだ高額で、医療費にお金がかかってしまうというのがネックです。

関連記事)乳癌の最新治療は?いくつかタイプがあるって本当?

医師
また、乳癌治療には、術前治療をしてから、手術に臨むという場合もあります。最後にその術前治療のメリットについてご説明します。

乳癌の術前治療のメリットは?

乳癌で手術前に治療することもあるって聞いたんですが、本当ですか?
医師
乳癌で、術前に化学療法を用いて治療してから手術する場合があります。そのメリットについてご説明します。

タイムマシーン効果

術前治療で腫瘍を小さくさせることによって低い病期に落とすことが出来る。

乳房温存ができる

腫瘍を縮小させることによって、乳房温存療法の適応が拡大し、温存率が向上する。

早期の全身治療

微小転移巣に対して早期に全身的な治療をすることができ、無再発温存期間、生存期間の改善及び治療率の向上が期待できる。

治療効果が分かる

薬剤に対する感受性を早く知ることが出来、予後の改善を目指せる

薬が届きやすい

手術によって腫瘍範囲の破壊が生じる前に治療するので、薬剤を行きわたらせることが出来る

nyugan

ありがとうございました。参考になりました。
乳癌転移について書かれた記事もありますので、合わせてご覧ください。→乳癌の再発や転移とは?

最後に

  • 手術前に化学療法を用いて、術前治療する場合がある
  • 術前治療は、腫瘍を小さくして手術しやすくしたり、治療率の向上が期待できる
  • 多くの癌は2年以内に再発する
  • 大人しい癌の場合、10年後、20年後に再発する場合もある
  • 再発が見つかった場合はまずホルモン療法を行う
  • 生命を脅かす再発が見つかった場合、抗がん剤や分子標的療法を用いて治療する
  • 最新の治療法として遺伝子プロファイリングという方法が研究されている

乳癌治療をした際、「とにかく10年後20年後より、5年後の未来を考えましょう」と医師に言われることが多く、それくらい術後2年間、特に注意が必要と言われています。乳癌治療をした知人も実際、乳癌治療から5年経過し、「やっと少し安心できた」と言っていました。

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