MRI for oral gastrointestinal contrast agent Eye-catching image

従来、MRCP(MRI装置を用いて胆嚢や胆管、膵管を同時に描出する検査)造影剤と言うとフェリセルツが主流でしたが、ボースデルが発売され、臨床で使用されています。

ボースデルの特徴を活かすことで、胆道や膵管の描出能力を向上させ、さらに病変や関連部位の診断能力を向上させることが可能となりました。

それでは、このボースデルとはどのようなものなのでしょうか?また、使用する事での副作用は?

今回は、MRI用経口消化管造影剤ボースデルについてまとめました。

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MRI用経口消化管造影剤ボースデルとは?

MRI

 

ボースデルとは、MRI(磁気共鳴コンピュータ断層撮影)による胆道および膵管の撮影を目的とした、塩化マンガン四水和物(ボースデル内用液)を有効成分とする経口消化管造影剤のことです。

 

日本で最初の「磁気共鳴胆道膵管撮影における消化管陰性造影」の効能や効果を有する経口消化管造影剤となり、これを使用する事で、胃や腸管にある消化液の信号を抑制し、胆道や膵管の信号を強調して明瞭に描出することが期待できます

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MRI用経口消化管造影剤ボースデルはどういう時に使うの?

ボースデルは、主にMRCP(MRI装置を用いて胆嚢や胆管、膵管を同時に描出する検査)で使用します。

本剤の大きな特徴は、T2強調画像で陰性造影効果を有するところにあり、またT1強調画像では陽性造影効果を示します。

本特徴を活かすことで、胆道や膵管の描出能力を向上させ、さらに病変や関連部位の診断能力を向上させることが可能となりました。

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MRI用経口消化管造影剤ボースデルのメリットは?

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ボースデルのメリットを教えて下さい。
医師
メリットは以下の通りです。

 

  • アルミラミネートフィルム製のパウチ容器に充填された液剤(250mL)であるため、磁場の環境でも使用可能。
  • 液剤(250mL)のため用時溶解の必要も無い。

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MRI用経口消化管造影剤ボースデル投与の際に注意が必要な人は?投与が不可能な人は?

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医師
投与の際に注意が必要、または投与が不可能な人は以下の通りです。

高齢者への投与

一般に高齢者では生理機能が低下しているため注意する必要があります。

妊婦、産婦、授乳婦等への投与

妊婦または妊娠している可能性のある女性には、診断上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与することになっています。
また、授乳中の女性には本剤投与後48時間は授乳を避けさせる必要があります。

小児等への投与

低出生体重児、新生児、乳児、幼児または小児に対する安全性は確立していません。

 

投与が不可能な人

  • 消化管の穿孔またはその疑いのある方
  • ボースデルの成分に対し過敏症の既往歴のある方

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MRI用経口消化管造影剤ボースデルには副作用があるの?

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副作用はあるのでしょうか?
医師
主な副作用は、以下の通りです。

 

  • 軟便(7.5%)
  • 下痢(2.3%)
  • 腹痛(1.4%)
  • 腹鳴(1.4%)
  • 血清鉄低下(4.8%)
  • 血清フェリチン減少(2.6%)など

 

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まとめ

  • ボースデルとは、MRIによる胆道および膵管の撮影を目的とした、塩化マンガン四水和物(ボースデル内用液)を有効成分とする経口消化管造影剤のこと。
  • ボースデルは、主にMRCP(MRI装置を用いて胆嚢や胆管、膵管を同時に描出する検査)で使用
  • ボースデルは、磁場の環境でも使用可能であり、また用時溶解の必要も無いメリットがある
  • ボースデル投与が不可能な患者は、消化管の穿孔またはその疑いのある患者本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者。
  • ボースデル副作用には、軟便や下痢、腹痛などがある。

 

ボースデルのことが良く分かりました。ありがとうございました。

 

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