定期検診で異常が見つかり、詳しい検査で発覚することになるケースが最も多い乳ガン・・・

これからどうしたらいいの?自分はどうなるの?と不安になる方がほとんどだと思います。

子供を持つお母さんや、まだまだ働き盛り、家族にとってもなくてはならない存在の30代、40代、50代が一番多いとされる乳ガン・・・

今回は、

  • 乳ガンと診断されたらまずどうする?
  • ガンの段階と治療方法
  • 再発の心配

などについてご説明したいと思います。

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乳ガンと診断されたらまずどうする?

乳ガンと診断されました。頭の中が真っ白でどうしたらいいのか分かりません。まず、どうしたらいいのでしょうか?
医師
まずは落ち着くことが一番です。乳ガンといっても色々な段階があり、治療方法も色々あります。急いで治療を!というのではなく、できることから始めましょう。
  • セカンドオピニオンを受ける
  • 乳ガンの知識を学ぶ
  • 自分一人で抱え込まず家族や頼れる人に相談する

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診断されたからといって、焦って「今すぐ治療を」というのではなく、治療法や乳ガンの知識を学ぶことはとても大事なことです。

乳ガンといっても、段階があり、治療法も様々で、温存するという方法もあります。そのような知識を学ぶうえでも、セカンドオピニオンをし、色々な医師の意見を聞くのも大事なことです。

また、一人で抱え込んでしまうと、悪い方悪い方へと考えがちです。家族や頼れる人に相談し、気持ちを落ち着かせましょう

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乳ガンの段階とは?

医師
乳ガンには段階(ステージ)があります。8つの段階(ステージ)をご説明致します。
  • ステージ0期→非浸潤ガンで、その場に留まるタイプ
  • ステージ1期→2cm以下のしこり、わきの下のリンパ節への転移なし
  • ステージ2A期→2cm以下のしこりでわきの下のリンパ節への転移の疑い、または、2.1cm~5cmのしこりで転移はなし
  • ステージ2B期→2.1cm~5cmのしこりでわきの下のリンパ節への転移の疑い
  • ステージ3A期→2cm以下のしこりだが、わきの下のリンパ節に癒着していたり、周辺組織に固着
  • ステージ3B期→炎症性乳ガンで、しこりや転移の有無に関わらず、しこりが胸壁に固着、または皮膚が崩れたりしている
  • ステージ3C期→しこりの大きさに関わらず、わきの下、胸骨の内側、両方のリンパ節に転移、または鎖骨の上下のリンパ節に転移
  • ステージ4期→しこりやリンパ節の状態に関わらず、遠隔転移あり

関連記事)乳がんのホルモン治療とは?副作用は?

乳ガンの治療方法とは?

乳ガンと治療されたら、どんな治療方法があるのでしょうか?
医師
乳ガンの治療には、手術、放射線療法、薬物療法というのがあります。

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医師
乳癌の治療方法について一つ一つ見ていきますね。

手術

  • 腫瘍核手術→乳房のしこりだけを切除する手術
  • 乳房温存手術→しこりを含めた一部分だけを切除する手術
  • 単純乳房切除術→ガンのできた側の乳房を全部切除する手術
  • 胸節温存乳房切除術→乳房とわきの下のリンパ節を切除する手術
  • 胸節合併乳房切除術→乳房とわきの下のリンパ節だけでなく、乳腺の下にある大胸筋や小胸筋を切除する手術

温存手術は、ステージ2期までの人におすすめできる治療法で、乳房内での再発率を高めることなく、胸を残す方法です。
乳房全摘出せず、乳頭、乳輪を残したうえで、ガンとその周辺の正常乳腺も含めて最小限に切除する温存手術で、美容的にも患者さんが満足できる乳頭を残すことが目的で、3人に2人はこの手術をすると言われています。

放射線療法

  • 放射線にはガン細胞を死滅させる効果がある
  • 放射線照射を行った部分にだけ効果を発揮
  • 術後放射線療法といって手術後に再発予防として行う
  • 骨の痛みなど、転移した病巣に症状を緩和させるために行う

放射線療法は、放射線があたった領域に含まれる臓器に副作用が出現します。肺にも少し当たることが通常ですので、放射性肺臓炎を起こしたり、線維化を起こすこともあります。

薬物療法

  • ホルモン補充療法→抗エストロゲン剤、選択的アロマターゼ阻害剤、黄体ホルモン分泌刺激ホルモン抑制剤がある
  • 化学療法(抗がん剤)→注射薬や内服薬があり、細胞分裂の色んな段階に働きかけ、ガン細胞を死滅させる
  • ハーセプチン(新しい分子標的療法)→HER2タンパク、HER2遺伝子を過剰に持ってる乳ガンのみに効果が期待できる

ホルモン補充療法は、化学療法に比べて副作用が軽いと言われています。

化学療法(抗がん剤)による副作用は、脱毛や吐き気、食欲低下などがあります。

関連記事)乳がんの抗がん剤(化学療法)の適用と種類とは?副作用は?

医師
どの治療を選択するかは、がんの進行具合や、遺伝子検査などを参考に総合的に判断されます。

乳ガンの再発や転移とは?

再発したらどうすればいいんでしょう?再発した際の自覚症状などもあるんですか?
医師
再発が起こらないために、手術後にも放射線療法や薬物療法をするわけですが、それでも再発や転移する場合もあります。
  • 術後2、3年以内に起こることが最も多い再発
  • 10年、20年後に再発する場合も
  • 骨や肺、脳などに転移することが多い

乳ガンの再発は、術後2,3年内に起こることが最も多いのですが、中には10年、20年後に起こる場合もあります。

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再発は、乳ガンができ始めた頃から潜んでいた小さな小さなものが、再発を予防する初期治療をすり抜けて何年か後に目に見える大きさに成長して現れるものと言われています。

また、乳ガンの転移は、骨や肺、肝臓や脳などに起こることが多いのですが、特に骨への転移は、背骨や助骨に出ることが多く、その部位が痛み、肺に転移した場合は、息切れや咳で気付く場合もありますが、肝臓の場合は、右側のお腹が張ったり、みぞおちあたりの圧痛、脳の場合は、頭痛やめまい、手足の麻痺などで自覚することが多いと言われています。

ありがとうございました。自分一人では最悪な結果ばかり考えてしまっていましたが、治療方法などを知ることで少し落ち着きました。まずは、家族に相談し、医師と今後の相談をしようと思います。

関連記事)乳癌が遺伝する確率は?遺伝子検査とは?

最後に

  • 落ち着き、家族や頼れる人に相談する
  • セカンドオピニオンを受け、知識を学ぶ
  • 乳ガンには8つのステージがある
  • 乳ガンの治療には、手術、放射線療法、薬物療法というのがある
  • 再発や転移が起こらないよう術後に放射線療法や薬物療法をするが、それでも再発や転移が見つかる場合がある

いかがでしたでしょうか?手術して治療はしても再発の心配が付きまとうかもしれませんが、定期的な検査をしっかり受け、日頃からバランスのとれた食事と規則正しい生活を送ることが大切です。

どうか、適切な治療を受けた!と自信を持ち、前向きになって頂きたいと思います。

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