低用量ピルは、避妊、月経痛を軽減する効果のみでなく、子宮のメカニズムを利用した月経周期のコントロールにも利用出来ます。

しかし、その飲み方はどうなるのでしょうか?また、低用量ピルを飲むことで他にも効果があるのでしょうか?

今回は、女性なら知っておきたい低用量ピルについてまとめました。

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低用量ピルとは?

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医師
低用量ピルは自費診療で処方される避妊薬です。

ピルは、もともと避妊のために開発されたものですが、現在では、月経痛を楽にし、月経コントロールにも有用な薬となっています。

ピルは少量のエストロゲン少量のプロゲステロンをバランスよく配合した薬で、このようにホルモン量がとても少ないので、低用量といいます。

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低用量ピルの飲み方は?

医師
低用量ピルの飲み方は、以下の通りです。

 

  1. 原則として月経1日目から飲み始めることがすすめられますが、絶対に妊娠していない確信があればいつからでも可能
  2. 21日飲んで7日休む
  3. 休薬期間に月経が起こる

1日1錠ずつ低用量ピルを飲み続けることで、体内の女性ホルモンのバランスが徐々に安定してきます。
ピルをのんでいる間は、排卵は抑制され、女性ホルモンの大きな変動もなくなるので、体調は安定します。

一般的な飲み方は、21日ピルを飲み、7日間休みます

この休みの期間にプラゼボ(にせの薬)を飲むようにセットされているピルもあります。

休みの期間に血液中のホルモン濃度は下がり、それと共に子宮内に溜められていた子宮内膜がはがれ、排出され出血が起こります。
月経のような出血ですが、今までの月経よりも量が少なく、痛みも軽減しますTime (2)

この仕組みを利用して月経をコントロールできます。
例えば、日曜日から低用量ピルを飲み始める事で、週末を快適に過ごす事が可能となります。
旅行や大切な予定がある時に、自分で月経周期をコントロールできるのは大変魅力的ではないでしょうか。

ピルは基本的に3シート以上は処方されませんので、3ヶ月ごとに受診し、副作用がないかの確認、血圧測定、体重測定を行なう必要があります。

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低用量ピルが使えない人は?

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医師
以下に該当する方はピルが使用できませんので、注意が必要です。
  • 分娩後6週以内の方
  • 35歳以上で、1日15本を超える喫煙者
  • 心血管疾患―動脈系の心血管疾患に関する色々な・危険因子があるもの
  • 高血圧(160/100mmHg以上)
  • VTE-罹患または既住暦
  • 長期の安静を要する大手術
  • 虚血性疾患患者
  • 脳卒中
  • 心弁膜疾患―肺高血圧合併、心房細動、亜急性細菌性心内膜炎歴
  • 片頭痛―年齢に関らず局在性神経徴候を有する方
  • 糖尿病―腎症、網膜症、神経障害または他の血管疾患があるか、20年を超える糖尿病歴
  • 乳房疾患―乳がん患者
  • 肝硬変-重症で非代償性
  • 肝腫瘍―良性、悪性

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低用量ピルでの副作用は?

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低用量ピルでの副作用はありますか?
医師
副作用については、以下にご説明します。

頻度は多いが3ヶ月以内に消失する副作用

  • 不正性器出血
  • 頭痛
  • 悪心
  • 浮腫など

副作用が軽度なら継続可能ですが、症状に耐えられない場合は別の低用量ピルに変更出来ます。

頻度は低いが、起こると重篤な副作用

  • 血栓症

ひどい腹痛や胸痛、頭痛、かなりひどいい足の痛み、視野の変化があればすぐに病院へ行くようにして下さい。

 

低用量ピル、他の効果は?

 

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低用量ピルを飲む事で他に期待できる効果はありますか?
医師
嬉しい効果は多くありますので、以下にご紹介します。

月経周期に関した症状の改善効果

  • 月経困難症の改善
  • 月経血量の減少による貧血の改善
  • 月経不順の改善
  • 子宮内膜症の進行の抑制と症状の改善

ホルモンバランスの改善、ステロイド作用による効果

  • にきびの改善
  • 関節リウマチの減少
  • 骨粗鬆症の予防

排卵を抑える事での効果

  • 機能性卵巣嚢腫の減少
  • 子宮外妊娠の減少

長期服用による効果

  • 子宮体がんの予防
  • 卵巣がんの予防
  • 大腸がんの予防
  • 骨盤内炎症性疾患の減少
  • 良性乳房腫瘍の減少
  • 良性卵巣腫瘍の減少

 

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まとめ

  • 低用量ピルは自費診療で処方される避妊薬
  • 避妊以外にも月経痛を楽にし、月経コントロールにも有用な薬
  • 一般的な飲み方は、21日ピルを飲み、7日間休む
  • 今までの月経よりも量が少なく痛みも軽減する。
  • 3ヶ月ごとに受診し、副作用がないかの確認、血圧測定、体重測定を行なう必要がある。
  • 副作用として、不正性器出血、頭痛、悪心、浮腫などがあり、重篤なものとして血栓症がある。
  • 低用量ピルを使用する事での効果は多くある

 

 

生理痛を軽減出来るだけで魅力でしたが、他にも良い効果が多くあるのですね。使用する事を前向きに考えられそうです。ありがとうございました。

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