深夜にのたうち回るような頭痛を感じたことありませんか?脳の疾患がある場合には、身動きが取れないような激しい痛みとなると聞いたことがあるけど、これはグワ~っと暴れ出したくなるような痛み・・・その症状もしかしたら群発頭痛かもしれません。

今回は、この群発頭痛について

  • 症状
  • 原因
  • 診断
  • 治療法

についてお話ししたいと思います。

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群発頭痛とは?

一側性(片側)の激しい頭痛が眼窩部~側頭部を中心に生じ、同側の自律神経症状を伴うものです。その頭痛発作は群発頭痛の中でも2つに分けられます。

  • 発作が続く群発期と1ヶ月以上の寛解期を繰り返す→反復性群発頭痛
  • 1年以上、慢性的に発作を繰り返す、寛解期はないか、あっても1ヶ月未満→慢性群発頭痛

とがあり、群発頭痛の割合で言うと、反復性群発頭痛が約85%、慢性群発頭痛が約15%と言われています。

特に20~40代の高身長、大酒飲み、ヘビースモーカーの男性に好発します。

群発頭痛の症状は?

医師
以下のような症状があります。
  • 一側の眼窩部のえぐられるような重度~極めて重度の激痛
  • のたうち回る・動き回る・頭を叩くなどの行動を伴う
  • 頭痛に伴い、流涙・結膜充血・鼻閉・鼻漏・Horner症候群・自律神経症状を呈す

耐え難い痛みが出現し、動くと少し痛みが紛れるような感覚がするため、動いてしまうのです。上記のような症状が、深夜に起こりやすいのも特徴の1つです。これには、レム睡眠が関係するとも言われています。また、頭痛の継続時間は、15~180分と個人差があります。

発生時は落ち着きがなく、興奮状態にあることも多くあります。

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医師
また、以下のような特徴もあります

「1」のつく頭痛と称されることもあります。

  • 年に1回の群発期
  • 1ヶ月間
  • 毎日1回
  • 午前1時
  • 1時間
  • 1側性の眼窩部が
  • 1番痛む

これが全て当てはまるとは限りませんが、このような特徴を覚えていたら群発頭痛かも?と候補に挙がります。

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群発頭痛の原因は?

  • 飲酒
  • 血管拡張薬の服用
  • 喫煙
  • 気圧の変化

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飲酒は発作の大きな誘発因子です。飲酒後数十分~1時間程経過してから起こったり、一旦眠りについた後に痛みで目が覚めます。もうこの飲酒が原因で起こる場合は、飲酒をすれば必ずこの頭痛が起こるようにもなります。

また、血管拡張薬の服用や喫煙、気圧の急激な変化なども誘因となります。

発作の機序は不明なものの

  • 視床下部が発生源とする説
  • 三叉神経と血管が関係する説
  • 内頸動脈周囲に発生源を求める説

が提唱されています。また、体内時計との関わりも推察されています。

群発頭痛の診断は?

医師
診断は正確に症状を伝える、他の疾患との鑑別が重要です。

まず、頭痛ダイアリーというのをつけることをおすすめします。

  • いつ
  • 強さの度合い
  • 持続時間
  • 随伴症状
  • 支障度

上記を記録することで、診断、治療、予後に役立ちます

また、症状を医師に正確に伝えることの他、血液検査や脳波検査、画像診断などを行い、器質性疾患を除外することで診断に至ります。

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群発頭痛の治療法は?

医師
治療は、症状が出た時と、予防のために行います。

急性期(発作時)

  • トリプタンの投与
  • スマトリプタン皮下注射
  • ゾルミトリプタン内服
  • 100%酸素吸入

などがあり、通常の鎮痛薬はほとんど効果がありません。

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予防薬

カルシウム拮抗薬の

  • ベラパミル
  • 酒石酸エルゴタミン
  • 塩酸ロメリジン

その他、ステロイド薬が有効なこともあります。

関連記事)緊張型頭痛の症状や原因、治療法のまとめ

最後に

  • 一側性の眼窩部~側頭部のえぐられるような激しい頭痛が特徴
  • 20~40代、高身長・大酒飲み・ヘビースモーカーの男性に好発
  • 流涙・結膜充血・鼻閉・Horner症候群などを伴う
  • 各種検査で器質性疾患を除外し、症状から診断
  • 急性期治療薬と予防薬とがある

 

頭痛には様々な原因があり、知らず識らずのうちに何かしらの疾患が進行してしまっていることもあります。自己判断はせず、きちんと医療機関を受診し、まずは症状を正確に伝え、器質性疾患を除外することが治療への第一歩でしょう。

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