「人間ドックって、どこで受けても一緒じゃないの?」
「メニューや値段なんて、どこもそんなに差なんてないのでは?」

と思われている方もおられるかもしれません。

ところが、病院や施設によって、大きく異なるのが現状です。

そう、人間ドックは受ける場所により、メニューや精度、値段など全く異なります

人間ドックを受けようと思われたところで、どこで受診すればいいのでしょうか?

人間ドックをする施設を選ぶポイントとは?

「そういえば、近所の病院でで人間ドックやってるみたいだし、とりあえずそれを受診してみよう。」…。

ちょっと待ってください。人間ドックは全額自費です。
少なくとも数万円はかかるものです。
せっかく高い検査費をかけるのですから、受診する先はよく考えましょう。
実はなんちゃって人間ドックをやっている施設もたくさんあるからです。

まず、以下の基準を満たす施設を選ぶようにしてください。

・きちんとした専門科(医師・技師・看護師)がいる。
・同じ部位でも、複数の検査から選択ができる。

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少なくとも、これらをクリアした施設から選ぶようにしましょう。

日常の外来の合間に、ついでに人間ドックもしている
という施設も多々あります。

人間ドックに特化した施設である必要はないにしても、
専門科をきちんと揃えているのかはチェックしておきたいところです。

胃カメラは医師が行ないますが、
胃カメラ1つをとっても見ても手技が上手い下手が必ずあります。

意外なことに小さな診療所と大学病院規模の大きな病院を比べると、
後者の方が信頼できそうですが、
規模が大きいほど、研修中の医師も多くなり、
質の高い検査が受けられるとは限らないのです。a7200a0b73f087d315bc643825fd49b6_s

また、胃癌をチェックする検査には、
バリウムを飲む胃透視と胃カメラ(上部消化管内視鏡)がありますが、
これらのうち、バリウムしか選択肢がないという施設も多々あります。

しかし、胃カメラのほうがバリウム検査(胃透視)よりも胃癌の検出率は高いのです。

胃透視しかないみたいだから、まあいっか。ではいけません。
胃カメラが苦手であるなどの理由で胃透視を選ぶのは仕方ないにしても、
そもそも選択肢がないというのは問題です。

胃がん検診ならば、胃カメラもバリウム検査いずれかを選択できる施設である。

ことが重要です。

あくまで一例ですが、次のようなメニューを組んでいる病院があったとすると、
基本的にはAを選ぶようにしましょう。

病院A 病院B
がんドックメニュー 内視鏡検査orバリウム検査
胸部X線、オプションで胸部CT
腹部エコー、オプションで腹部CT
ペプシノーゲン検査
PSAマーカー
肝炎ウイルス検査
バリウム検査(透視)
胸部X線
腹部エコー
PSAマーカー
肝炎ウイルス検査

病院Aでは、同じがんの発見にあたり、検査を選ぶことができます。
一方病院Bでは選択できず、検査が決まっています。

このような場合は、できるだけ検査の種類を選べる施設を選ぶようにしましょう。

最後に

いかがでしたか?
同じ人間ドックを受けるにも、
施設によって大きな差があるということをお分かりいただけたでしょうか?

高額な人間ドックですので、お金も大事ですが、
それ以上に、大事な自分の健康を維持するために、
よりよい検査を受けて、がんの早期発見を目指すことが大事です。

そのためには、人間ドック施設をきちんと選ぶということも大事なのです。